みなさんこんにちは。ぼる塾の酒寄です。

今回から新連載を始めることになりました。よろしくお願いします。

突然ですが、みなさんはぼる塾の田辺さんをご存じですか？

お笑い芸人でスイーツに詳しく、「まぁね～」と言っている人です。

わたしは元々ひどいネガティブ人間だったのですが、彼女と出会い、相方になり、彼女が無自覚に発する名言の数々によって救われ、自分も周りも愛せるようになりました。

この連載は、「田辺さんの名言を通してみんなで気楽になろう！」というものです。

それでは記念すべき第一回の名言はこちらです。

人のダメな部分ばかり探してみるよりその時間テニプリを見たほうが良いよ

テニプリとは『テニスの王子様』の略称で、中学校の部活動テニスを題材とした日本の漫画・アニメ作品です。人気作品なので知っている方も多いのではないでしょうか？　田辺さんはよくテニプリの話をします。

田辺さん「手塚部長がさ～」

田辺さん「この前試合で手塚部長が手塚ゾーンやってた！」

田辺さん「手塚部長がドイツでさ～」

乗ったタクシーの中でも延々と手塚部長のドイツ留学について語り、タクシー運転手さんがテニプリ全体を通して手塚部長のドイツ留学についての部分だけ異常に詳しくなってしまうほどでした。

わたし「田辺さんって青学テニス部の部員かってくらい手塚部長の話しするね」

田辺さん「気持ち的にはもう部員だよ。手塚部長に憧れているし」

田辺さんは仕事で忙しい中でもテニプリを見ています。提出しなければならない書類の記入を忘れてテニプリを見てしまい、泣きながら書類を記入しながらも一緒にテニプリを見る彼女です。

田辺さん「リョーマや手塚部長が真剣にテニスに取り組んでいるのと同じ姿勢でわたしはテニプリを見ているの」

田辺さんは格好良くテニプリのアニメを見続けていることを伝えてくれました。

田辺さん「手塚部長はすごい！　リョーマも！　跡部様も！　他のみんなもとにかく頑張っている！　最初はオーラを出すとか分身するとかそんなことテニスでできるかって思ったけど、あれほど真剣にテニスに取り組んでいたら試合中に分身くらいできる気もしてきたよ」

「でも、こんなにテニプリ見ているのにいまだにテニスのルールはよくわかんないんだけどね」と、田辺さんは照れくさそうに教えてくれました。

さらに、田辺さんは言いました。

田辺さん「人のダメな部分ばかり探してみるよりその時間テニプリを見たほうが良いよ」

つい、相手の良い部分よりも悪い部分に目を向けてしまいがちです。今の世の中、わざわざ相手の悪いところを探しにいく風潮まであります。インターネットで見ず知らずの人に攻撃する人もいます。

その人たちと同じ時間、田辺さんはテニプリを見ているのです。

田辺さんはエゴサーチをして嫌な気分になったときも、テニプリを見ていると全て忘れるそうです。

田辺さん「人のダメな部分を見つけたってそれで自分はえらくなれないよ。人のダメ部分を探しているところが自分のダメな部分だって気づかないと！　まず自分なんだよ」

わたし「まず自分…」

田辺さん「人に何か言う前にまず自分を見なきゃ！」

わたし「でも田辺さんは自分じゃなくてテニプリ見ているよね」

田辺さん「確かに！」

田辺さんは人でも自分でもなくテニプリを見ているのです。

田辺さん「自分と向き合うのも勇気がいるからね。一旦テニプリ挟んだ方が良いよ。楽しい気持ちになるから」

わたし「自分が楽しいときって物事もうまくいくよね」

田辺さん「たぶん人のダメな部分を探しちゃうときって自分自身が弱っていて人のせいにしたいときだからね。そんなときはテニプリだよ！」

テニプリはいつだってわたし達に笑顔をくれます。

一回テニプリを挟むと今までと自分も周りも変わって見えるかもしれません。

※次回の更新は、12月16日（月）の予定です。